神は、み言葉の中に、み言葉が神からのものであるという証拠を十分にお与えになった。われわれの贖いに関する大真理は、はっきりと示されている。心から求めるすべての者に約束されている聖霊の助けによって、だれでも自分で理解することができるのである。神は、人が信仰を置くことのできる固い基礎をお与えになっている。 GCJap 609.1
それにしても、限りある人間の知力は、無限の神のご計画と御目的とを十分に悟ることはできない。われわれは、神の深いことをきわめ尽くすことはできない。神がご自身の威光を覆っておられる幕を、僣越にも引き上げようとしてはならない。使徒はこう言っている。「ああ深いかな、神の知恵と知識との富は。そのさばきは窮めがたく、その道は測りがたい」(ローマ11章33節)。われわれは、限りない愛と憐れみが無限の力と結合していることを認識できる程度には、神が人間を救われる方法や神の行動の動機について理解することができる。天の父は、すべてのことを知恵と義とによって行われるのであるから、われわれは、不満に思ったり、不信を抱いたりしないで、うやうやしく服従すべきである。 GCJap 609.2
神は、われわれが知ってよいことだったら、何でもご自分の目的を示してくださるであろう。それ以上のことは、全能のみ手と、愛に満ちたみこころにお任せしなければならない。 GCJap 609.3