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各時代の大争闘 - Contents
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    ルシファーの悪だくみ

    ルシファーは、神のみ座のすぐ近くにある自分の座を離れて、天使たちの間に不満の精神をひろめるために出て行った。彼は神秘的な秘密をもって働き、一時は神に対する尊敬をよそおって自分の真意をかくし、天の住民を支配している律法によって不必要な束縛が加えられているとほのめかしながら、律法に対する不満の念を引き起こそうと努力した。天使たちの性質は聖なのだから、彼らは自分自身の意志の命令に従うべきであると彼は説いた。神がキリストに最高の栄誉をお与えになったことは、自分に対する不当な待遇であると言って、彼は自分自身に対する同情を引き起こそうと努めた。彼は、自分がもっと大きな権力と栄誉とを求めるのは、決して自分を高めるためではなく、天のすべての住民のために自由を確保するためであって、こうすることによって彼らはもっと高い身分になれるのだと主張した。GC 1837.4

    神は、大いなる憐れみをもって、長い間ルシファーに対して忍耐された。彼は、最初不満の念にかられた時も、あるいは忠誠な天使たちの前で虚偽の主張をしはじめた時でさえ、その高い地位からすぐに追い出されるようなことはなかった。彼は長い間天にとどまっていた。何度も何度も彼には、悔い改めと服従の条件のもとに赦しが提供された。彼にそのまちがいを自覚させるために、無限の愛と知恵であられる神だけが考えだすことがおできになるような努力が払われた。GC 1837.5

    不満の精神というものは、それまで天で見られたことがなかった。ルシファー自身も、最初は、自分がど ちらへ押し流されているのかがわからず、自分の感情のほんとうの姿がわかっていなかった。しかしルシファーは、自分の不満が理由のないものであることがわかると、彼は、自分が誤っていたこと、神の主張が正当であること、また事実を全天の前に明らかにすべきであることを自覚した。もし彼がそうしていたら、彼は自分自身と多くの天使たちとを救っていたかもしれなかった。この時、彼は、神に対する忠誠を完全に放棄していたわけではなかった。彼は守護のケルブとしての地位を捨てたけれども、もし彼が創造主の知恵を認めて自分から進んで神のみもとに帰り、神の大いなるご計画のうちに定められた地位を占めることに満足したら、彼はその地位に復帰させられていたのである。しかし高慢心に妨げられて、彼は服従しようとしなかった。彼はあくまでも自分の行動を弁護し、悔い改めの必要はないと言い張り、創造主に対する大争闘に完全に身を投じてしまった。GC 1837.6

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