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各時代の大争闘 - Contents
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    イエスの来臨

    天から神のみ声が聞こえて、イエスのこられる日と時とが宣言され、永遠の契約が神の民に伝えられる。どんな雷鳴も及ぼぬとどろきをもって、神のみ言葉が地上になりひびく。神のイスラエルは、耳を傾け、目を上方に注いで立っている。彼らの顔は神の栄光に照らされて、シナイ山から帰ってきた時のモーセの顔のように輝いている。悪人たちは、彼らを見つめることができない。神の安息日をきよく守ることによって神をあがめてきた者たちに、祝福が宣言されると、勝利の力強い叫びが起こる。GC 1911.5

    まもなく、東の方に、人の手の半分くらいの大きさの小さい黒雲が現れる。それは、救い主を囲んでいる雲で、遠くからは、暗黒に包まれているように見える。神の民は、これが人の子のしるしであることを知っている。彼らは、厳粛な沈黙のうちに、その雲が地上に近づくのを見つめる。それは次第に明るさと輝かしさを増し、ついには大きな白い雲となって、下のほうには焼き尽くす火のような栄光が輝き、上のほうには契約のにじがかかっている。イエスは、偉大な勝利者としておいでになる。今度は、恥辱と苦悩の苦い杯を飲む「悲しみの人」ではなくて、天地の勝利者として、生きている者と死んだ者とをさばくためにこられる。「忠実で真実な者」「義によってさばき、また戦うかたである。」そして「天の軍勢が」彼に従う(黙示録19:11、14)。数えることができないほどの聖 天使の群れが、天の聖歌を歌いながら付き従う。大空は、「万の幾万倍、千の幾千倍」もの、輝く天使たちで満たされたように見える。この光景は、人間のどんな筆によっても描くことができない。その輝かしさは、どんな人間の頭でも十分に想像することはできない。「その栄光は天をおおい、そのさんびは地に満ちた。その輝きは光のようであ」る(ハバクク3:3、4)。生きている雲が、さらに近づくと、すべての目は、いのちの君をながめる。いまはその聖なる頭を傷つけるいばらの冠はなく、その聖なる額には栄光の冠がある。そのみ顔は、真昼の太陽よりもまぶしく輝く。「その着物にも、そのももにも、『王の王、主の主』という名がしるされていた」(黙示録19:16)。GC 1911.6

    イエスを前にして、「どの人の顔色も青く変っている。」神の恵みを拒んだ者に、永遠の絶望の恐怖がおそってくる。「心は消え、ひざは震え、……すべての顔は色を失った」(エレミヤ30:6、ナホム2:10)。義人たちは、震えながら、「だれが立つことができようか」と叫ぶ。天使たちの歌はやみ、恐ろしい沈黙のひと時がくる。すると、「わたしの恵みはあなたに対して十分である」というイエスのみ声が聞こえる。義人たちの顔は輝き、どの人の心も喜びに満たされる。そして、天使たちは、前よりも調子を高めて歌い始め、ますます地上へと近づいてくる。GC 1912.1

    王の王は、燃える炎に包まれて、雲に乗って降りて来られる。天は巻物が巻かれるように消えていき、地は、王の王の前に震え、すべての山と島とは、その場所から移されてしまう。「われらの神は来て、もだされない。み前には焼きつくす火があり、そのまわりには、はげしい暴風がある。神はその民をさばくために、上なる天および地に呼ばわれる」(詩篇50:3、4)。GC 1912.2

    「地の王たち、高官、千卒長、富める者、勇者、奴隷、自由人らはみな、ほら穴や山の岩かげに、身をかくした。そして、山と岩とにむかって言った、『さあ、われわれをおおって、御座にいますかたの御顔と小羊の怒りとから、かくまってくれ。御怒りの大いなる日が、すでにきたのだ。だれが、その前に立つことができようか』」(黙示録6:15~17)。GC 1912.3

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