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各時代の大争闘 - Contents
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    真相が明らかになる日

    人々の歓心を得るために真理を犠牲にした牧師は、今、自分の教えがどんな性質のもので、どんな影響を及ぼしたかを見る。彼が講壇に立った時も、道を歩いた時も、人生のさまざまな場合に人々と交わった時も、全能の神の目が彼とともにあったことが明らかになる。人々を偽りの避難所に休ませるように導いたすべての心の思い、書いたすべての文字、語ったすべての言葉、すべての行動は、種まきであった。そして今、哀れな失われた魂にとりかこまれて、彼は その収穫を見るのである。GC 1918.8

    「彼らは手軽に、わたしの民の傷をいやし、平安がないのに、『平安、平安』と言っている。」「あなたがたは偽りをもって正しい者の心を悩ました。わたしはこれを悩まさなかった。またあなたがたは悪人が、その命を救うために、その悪しき道から離れようとする時、それをしないように勧める」と主は言われる(エレミヤ8:11、エゼキエル13:22)。GC 1919.1

    「わが牧場の羊を滅ぼし散らす牧者はわざわいである。……見よ、わたしはあなたがたの悪しき行いによってあなたがたに報いる。」「牧者よ、嘆き叫べ、群れのかしらたちよ、灰の中にまろべ。あなたがたのほふられる日、散らされる日が来たからだ。……牧者には、のがれ場なく、群れのかしらたちは逃げる所がない」(エレミヤ23:1、2、25:34、35)。GC 1919.2

    牧師たちと人々は、自分たちが神との正しい関係を持ってこなかったことを悟る。彼らは、自分たちが、すべて公正で義である律法の創始者に反逆してきたことを知る。神の戒めを破棄したことが、無数の罪悪、不和、憎悪、不正の原因となり、ついに地上は一大戦場、腐敗の巣くつとなった。これが、真理を拒み、誤りを信じることを選んだ者の目に写る光景である。神に従わず、忠誠を保たなかった人々が、永遠に失ったもの、すなわち永遠の生命に対して感じる渇望は、言葉では表現することができない。世からその才能と雄弁をもてはやされて崇拝された人々は、今、そうしたものの真相を見る。彼らは、罪によって何を失ったかを悟る。そして彼らは、自分たちが軽べつし、あざ笑っていた忠実な人々の足もとにひれ伏して、彼らが神に愛されていたことを認める。GC 1919.3

    人々は、今まで自分たちが欺かれていたことを知る。彼らは、破滅に陥ったことを互いに責め合う。しかし彼らはみな一致して、最も激しい非難を牧師たちに浴びせる。不忠実な牧師たちは、耳ざわりの良いことを言ってきた。彼らは、聴衆に、神の律法を無視させ、律法を聖く守る人々を迫害させた。今、これらの教師たちは、絶望して、自分たちの欺瞞行為を世の前に告白する。群衆は激しい怒りに燃える。「われわれは失われてしまった!われわれの滅びの原因はあなたがただ」と彼らは叫ぶ。GC 1919.4

    そして彼らは、偽りの教師たちにつめ寄る。かつて彼らを最も賞賛していたその人々が、最も恐ろしいのろいの言葉を浴びせるのである。かつて彼らに栄冠を与えたその手が、彼らを滅ぼすためにあげられる。神の民を滅ぼすために用いられることになっていた剣が、今、その敵を滅ぼすために用いられる。至るところに、争闘と流血が起こる。GC 1919.5

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