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各時代の大争闘 - Contents
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    サタンの正体の暴露

    サタンはキリストの栄光と威厳とを見てまひしたようになる。かつては守護のケルブであった彼は、自分がどこから落ちたかを思い出す。光り輝くセラフ、「黎明の子、明けの明星」が、なんと変わり、なんと堕落したことであろう。かつては尊敬されていた会議から、彼は永遠に除外されてしまったのである。彼は、今は別の天使が神の栄光をおおって天父のそばに立っているのを見る。彼は、背が高く威厳に満ちた容姿の1人の天使がキリストの頭に冠をのせるのを見、この天使の高い地位に自分が立つはずであったことを知る。GC 1926.1

    サタンが罪を抱かず純潔であった時のふるさと、神に対してつぶやき、キリストをねたむようになるまでは彼のものであった平和と満足が、サタンの記憶によみがえる。非難、反逆、天使たちの同情と支持を得るための欺瞞、神が赦しをお与えになることができた時に、あくまでも心をかたくなにして、もとの状態に立ちかえる努力をしなかったこと、すべてがまざまざと目の前に浮かぶ。彼は、自分が人々の中でした働きとその結果——人と人との間の敵意、生命の恐るべき破壊、諸王国の興亡、王位の転覆、暴動と闘争と革命の連続——を思い起こす。彼はまた、自分が絶えずキリストのみ業に反対し、人類をますます堕落させようと努めてきたことを思い出す。彼は、自分のどんな悪らつな計略も、イエスに信頼をおく者たちを滅ぼす力がなかったことを知る。サタンは、その労苦の実である自分の王国を見る時、ただ失敗と破滅だけを見る。彼は群衆に、神の都はやすやすと奪取することができると信じさせてきた。しかし彼は、それが偽りであることを知っている。大争闘の進展につれて、サタンは何度も敗北し、降参させられた。彼は永遠なる神の力と威厳とを、身にしみて知っているのである。GC 1926.2

    この大反逆者のねらいは常に、自分を正当化して、反逆の責任が神の統治にあることを証明することであった。この目的のために、サタンはその絶大な知力を注いできた。彼は慎重に、組織的に行動し、長い間にわたって進展してきた大争闘について、自分の立場からの説明を驚くほど巧みに行って、多くの人々に信じさせてきた。GC 1926.3

    幾千年にわたり、この陰謀のかしらは、偽りを真理にみせかけてきた。しかし、反逆がついに打ち破られ、サタンの経歴と品性が明るみに出される時が、今きた。大欺瞞者サタンが、キリストを王位から退け、神の民を滅ぼし、神の都を占領しようと、最後の努力をすることにおいて、彼の正体が完全に暴露された。サタンと協力してきた者たちも、彼の働きが全く失敗したことを知る。キリストに従う者たちと忠実な天使たちは、神の統治に対するサタンの陰謀の全容を見る。サタンは全宇宙の憎悪の的となる。GC 1926.4

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