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各時代の大争闘 - Contents
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    アメリカと獣の像

    聖書は、主の再臨に先だって、初期の時代の状態に似た宗教的堕落の状態が起こると言っている。「終りの時には、苦難の時代が来る。その時、人々は自分を愛する者、金を愛する者、大言壮語する者、高慢な者、神をそしる者、親に逆らう者、恩を知らぬ者、神聖を汚す者、無情な者、融和しない者、そしる者、無節制な者、粗暴な者、善を好まない者、裏切り者、乱暴者、高言をする者、神よりも快楽を愛する者、信心深い様子をしながらその実を捨てる者となるであろう」(Ⅱテモテ3:1~5)。GC 1810.2

    「しかし、御霊は明らかに告げて言う。後の時になると、ある人々は、惑わす霊と悪霊の教とに気をとられて、信仰から離れ去るであろう」(Ⅰテモテ4:1)。サタンは、「あらゆる偽りの力と、しるしと、不思議と、また、あらゆる不義の惑わしとを」もって働く。そして、「自分らの救となるべき真理に対する愛を受けいれな」い者はみな、「彼らが偽りを信じるように、迷わす力」に陥ってしまうのである(Ⅱテサロニケ2:9~11)。こうした不信の状態に達した時に、初期の時代におけると同様の結果が生じるのである。GC 1810.3

    プロテスタント教会内の大きな信仰の差異は、どんなに努力しても一致を図ることはできないということの決定的証拠であると考える人が多い。しかし、ここ数年にわたって、プロテスタントの諸教会内において共通の教義を土台として合同しようとする気運が強く動き出している。このような合同を達成するためには、たとい聖書的見地からどんなに重要なものであっても、すべての者が一致しない問題点は、必然的に放棄されねばならなくなる。GC 1810.4

    1846年、チャールズ・ビーチャーは、ある説教の中で次のように言明した。「福音主義のプロテスタント諸派の牧師たちは、単なる人間的恐怖にはなはだしく打ちひしがれているだけでなく、根本的に腐敗した状態のもとに生き、動き、呼吸している。そして、常に、自分たちの性質のあらゆる卑しい要素に訴えて、真理については沈黙し、背教の勢力にはひざをかがめている。これは、ローマが行ったことではなかったか。われわれもまた、同じことをしているのではなかろうか。そして、われわれは、前途に何を見るであろうか。それは、もう1つの全体会議、世界大会、伝道同盟、そして共通の信条ということである。」5これが達成されるならば、その時には、完全な合同を確保するには、ただ1歩進んで暴力に訴えればよいのである。GC 1810.5

    米国の主要な教会が、その共通の教理において合同し、国家を動かして教会の法令を施行させ、教会の制度を支持させるようになるその時に、プロテスタント・アメリカは、ローマ法王制の像を造り、その必然の結果として、反対者たちに法律上の刑罰を加えることになるのである。GC 1810.6

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