健康
- 第1章 イエスのたとえばなし
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- 第3章 神の力による成長
- 第4章 庭園の雑草
- 第5章 一粒のからし種のようなもの
- 第6章 自然界に働く神の力
- 第7章 パン種のようなもの
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- 第9章 高価な真珠
- 第10章 漁師の網
- 第11章 宝の倉の中の宝石
- 第12章 求めよ、そうすれば、与えられるであろう
- 第13章 神殿の中の2人の礼拝者
- 第14章 祈りの能力
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- 第16章 本心に立ちかえった青年
- 第17章 「ことしも、そのままにして置いてください」
- 第18章 道やかきねのあたりから招かれた客
- 第19章 人を赦す方法
- 第20章 愚かな金持ち
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- 第22章 言葉よりは行動
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- 第24章 王の婚宴
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- 第26章 神と人に対する責任
- 第27章 わたしの隣人とはだれのことですか
- 第28章 恵みの報い
- 第29章 花婿を迎える準備
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健康
健康は祝福であるが、その価値を認める者は少ない。しかし、知的、身体的能力が力を発揮するには、体が健康でなければならない。わたしたちの感情は、身体の中に座を占めているから、身体も精神も最上の状態に保つようにして、わたしたちの才能を最高に活用しなければならない。COL 1322.1
体力を減退させるものは、なんであっても、精神を弱め、善悪の識別力を弱める。だんだん善を選ぶ力がなくなり、正しいと知りつつ、それを行う意志の力がなくなる。COL 1322.2
身体の諸機能を誤用するならば、神の栄光のために用いることができるはずの寿命をちぢめ、神からゆだねられた仕事を果たすことができなくなる。悪い習慣を続けたり、夜ふかしをしたり、健康を犠牲にしてまで食欲を満足させたりすることは、体を虚弱にする原因である。運動を怠ったり、心身を過度に疲れさせたりすると、神経系統の平衡が失われる。このようにして、自然の法則を無視したために寿命をちぢめ、奉仕ができなくなった人々は、神に対して盗みの罪を犯している。彼らは、また、同胞からも盗んでいることになる。他を祝福する機会、すなわち神がこの世界に彼らをお送りになった大切な仕事を、自分自身で短縮してしまった。そればかりではなくて、その短い期間に果たし得たはずのことさえできなくなってしまった。こうして、わたしたちが有害な習慣のために、世界から善を奪う時に、神はわたしたちに有罪の宣告を下されるのである。COL 1322.3
肉体の法則に反することは、道徳律に反することである。神は、道徳律の創設者であると同時に、肉体の法則の創設者でもある。神は、人間にお任せになったすべての神経とすべての筋肉とすべての機能の上に、神の律法をご自分の手でお書きになった。であるから、わたしたちの体の組織のどの部分の悪用であっても、それは、その律法の違反になるのである。COL 1322.4
神の働きをするために必要な状態に身体を保つためには、すべての者が人体の構造について十分な知識を持っていなければならない。神の性質が人によって、十分にあらわされるように、肉体の命を大切に保存し発達させなければならない。肉体の組織と霊的生命との関係を明らかにすることは、教育の最も重大な科目の1つである。家庭でも、学校でも、この点によく注意しなければならない。だれでも自分たちの体の構造と生命を支配する法則とをよく知らなければならない。だれでも故意に肉体の法則について無知でいたり、知らずに自然の法則を犯す者は、神に対して罪を犯すのである。だれでも、命と健康を増進させるように最善を尽くさなければならない。わたしたちの習慣は、神の支配下におかれた心の支配を受けなければならない。COL 1322.5
使徒パウロは「あなたがたは知らないのか。自分のからだは、神から受けて自分の内に宿っている聖霊の宮であって、あなたがたはもはや自分自身のものではないのである。あなたがたは代価を払って買いとられたのだ。それだから、自分のからだをもって、神の栄光をあらわしなさい」と言っている(Ⅰコリント6:19、20)。COL 1322.6