第1章 — サタンの堕落
- まえがき
- 第1章 — サタンの堕落
- 第2章 — 人間の堕落
- 第3章 — 救いの計画
- 第4章 — イエス・キリストの最初の降臨
- 第5章 — イエスの働き
- 第6章 — イエスの姿変わり
- 第7章 — キリストは裏切られる
- 第8章 — キリストの裁判
- 第9章 — キリストのはりつけ
- 第10章 — キリストの復活
- 第11章 — キリストの昇天
- 第12章 — キリストの弟子たち
- 第13章 — ステパノの死
- 第14章 — サウロの改宗
- 第15章 — ユダヤ人はパウロを殺す事に決めた
- 第16章 — パウロはエルサレムを訪れた
- 第17章 — 大背教
- 第18章 — 邪悪の奥義
- 第19章 — 死、永遠に惨めに生きるものではない
- 第20章 — 宗教改革
- 第21章 — 教会と世間の結合
- 第22章 — ウィリアム・ミラー
- 第23章 — 第一の天使のメッセージ
- 第24章 — 第二の天使のメッセージ
- 第25章 — 再臨運動の描写
- 第26章 — もう一つの描写
- 第27章 — 聖所
- 第28章 — 第三の天使のメッセージ
- 第29章 — 揺るぎない台
- 第30章 — 交霊術
- 第31章 — 貪欲
- 第32章 — ふるい分け
- 第33章 — バビロンの罪
- 第34章 — 大きな叫び
- 第35章 — 第三のメッセージの終わり
- 第36章 — ヤコブの苦難の時期
- 第37章 — 聖人たちの救出
- 第38章 — 聖人たちの報い
- 第39章 — 地球の荒廃
- 第40章 — 第二の復活
- 第41章 — 第二の死
Search Results
- Results
- Related
- Featured
- Weighted Relevancy
- Content Sequence
- Relevancy
- Earliest First
- Latest First
- Exact Match First, Root Words Second
- Exact word match
- Root word match
- EGW Collections
- All collections
- Lifetime Works (1845-1917)
- Compilations (1918-present)
- Adventist Pioneer Library
- My Bible
- Dictionary
- Reference
- Short
- Long
- Paragraph
No results.
EGW Extras
Directory
第1章 — サタンの堕落
サタンは、天国でイエス・キリストに次いで位の高い天使だった事を、主は私に見せてくれた。 他の天使と同様に彼の表情は穏やかで、幸福を表していた。 額は幅広く、高く、優れた知恵を示していた。 その体形は完璧だった。 そして高貴な威厳のある振るまいをしていた。 神様が自分の息子に、「人間を我々のかたちに創ろう」と言った時、サタンがイエスを妬んでいた事を私は見た。 サタンは、神様が人間を創る過程で自分の意見を聞いてもらいたかった。 心はうらやみ、妬み、憎しみで満ちてしまった。 サタンは天国で神様に次いで高い位に上がり、一番高い名誉を手に入れたかった。 その時まで全天は神様の支配に対して秩序正しく、和を保ち、完全に従順であった。GCJ 8.1
神様の規律に反抗して、神様の心にかなわない事をするのは一番大きな罪だった。 全天は大騒ぎのようだった。 天使たちは指揮官の天使の下で各 部隊に配列された。 皆がざわめいていた。 それとなくサタンは神様の統治に反抗して、イエスの権威に従うのを嫌がり、自分が偉いと認めてもらいたかった。 一部の天使たちはサタンの反乱を支持し、他の天使たちは息子に権限を授けた神様の知恵と名誉を強く支持していた。 それで天使たちはもめていた。 サタンと彼の影響を受けた天使たちは神様の統治を変えようと躍起になっていた。 彼らは、神様がイエスを高め、無限の権力を与えたその目標と、そこにある計り知れない知恵を知りたがっていた。 神様の息子の権力に対して反抗したとして、天使たちは皆神様の前に呼び出され、裁きを受けることになった。 それでサタンと彼の反乱に参加していた天使を皆に、天国から追い出される判決が下った。 そして天国に戦争が起こった。 天使たちが戦った。 サタンは神様の息子とその息子の意志に従順だった者たちを征服しようとした。 しかし、善良な天使たちが勝って、サタンと彼を支持した天使たちは天国から追放された。GCJ 8.2
サタンと一緒に堕落した天使たちは天国から締め出されてから、永遠に天国の潔白さや栄光を失った事に気付いた。 そこでサタンは悔い改め、天国に復帰させてもらう事を望んでいた。 元の位、いや、どんな位を与えられても喜んで受けようと思っていた。 でもだめだ。 天国を危険にさらしてはいけない。 彼が罪の始まりであり、反乱の種は彼の中にある。 彼を天国に復帰させれば、全天をだめにする可能性がある。 サタンは自分の反乱に同情する者を獲得した。 彼らはサタンと一緒に悔い改め、泣き、神様にもう一度目を掛けてもらえるようにと切に願った。 しかし、彼らの罪、憎しみ、妬みや嫉妬はあまりにもひどく、神様は消す事ができなかった。 それらの罪は最後の罰を受けるために残しておかなければならない。GCJ 9.1
二度と神様に目を掛けられる事は不可能とやっと分かった時、サタンの敵意と憎しみがあらわになった。 自分の天使たちと協議して、神様の統治に反抗を続ける計画を練った。 アダムとエバが素晴らしい園に置かれた時、サタンは二人を破壊する計画を練っていた。 そこで悪天使たちとの協議会がもたれた。 この幸せなカップルが神様に従えば、その幸福を台無しにできる手だてはない。 サタンがこの二人に対して力を発揮するには、まず二人が神様に従わず、神様の好意を失わせる必要がある。 この二人を神様に対して不従順な行為をさせ、神様の渋い顔を招くに至る方法をどうしても考 え出さなければならない。 そうするとサタンとサタンの天使たちがもっと直接的に二人に影響を与えられるようになる。 そこでサタン自身は違う形を取り、人間のために善意を装う事が決められた。 神様の言う事が真実かどうか、本当に神様の言った通りにそうなるかどうかという疑いを二人に引き起こさせなければならない。 次に好奇心をそそらせ、サタン自身がやったように、神様の計り知れない計画を覗き込ませ、なぜ知識の木に関する制約があるのかを考えさせ、二人を誘惑しなければならない。GCJ 9.2