第21章 — 教会と世間の結合
- まえがき
- 第1章 — サタンの堕落
- 第2章 — 人間の堕落
- 第3章 — 救いの計画
- 第4章 — イエス・キリストの最初の降臨
- 第5章 — イエスの働き
- 第6章 — イエスの姿変わり
- 第7章 — キリストは裏切られる
- 第8章 — キリストの裁判
- 第9章 — キリストのはりつけ
- 第10章 — キリストの復活
- 第11章 — キリストの昇天
- 第12章 — キリストの弟子たち
- 第13章 — ステパノの死
- 第14章 — サウロの改宗
- 第15章 — ユダヤ人はパウロを殺す事に決めた
- 第16章 — パウロはエルサレムを訪れた
- 第17章 — 大背教
- 第18章 — 邪悪の奥義
- 第19章 — 死、永遠に惨めに生きるものではない
- 第20章 — 宗教改革
- 第21章 — 教会と世間の結合
- 第22章 — ウィリアム・ミラー
- 第23章 — 第一の天使のメッセージ
- 第24章 — 第二の天使のメッセージ
- 第25章 — 再臨運動の描写
- 第26章 — もう一つの描写
- 第27章 — 聖所
- 第28章 — 第三の天使のメッセージ
- 第29章 — 揺るぎない台
- 第30章 — 交霊術
- 第31章 — 貪欲
- 第32章 — ふるい分け
- 第33章 — バビロンの罪
- 第34章 — 大きな叫び
- 第35章 — 第三のメッセージの終わり
- 第36章 — ヤコブの苦難の時期
- 第37章 — 聖人たちの救出
- 第38章 — 聖人たちの報い
- 第39章 — 地球の荒廃
- 第40章 — 第二の復活
- 第41章 — 第二の死
Search Results
- Results
- Related
- Featured
- Weighted Relevancy
- Content Sequence
- Relevancy
- Earliest First
- Latest First
- Exact Match First, Root Words Second
- Exact word match
- Root word match
- EGW Collections
- All collections
- Lifetime Works (1845-1917)
- Compilations (1918-present)
- Adventist Pioneer Library
- My Bible
- Dictionary
- Reference
- Short
- Long
- Paragraph
No results.
EGW Extras
Directory
第21章 — 教会と世間の結合
その後、サタンは自分の天使たちと相談して、「今まで何を手に入れてきたか」について検討した。 何人かの小心者に死を恐れさせ、真理を受け入れるのを妨げる事に成功したのは事実だが、多くの人は真理を受け入れた。 非常に気の小さい者でさえも。 真理を受け入れると、たちまち恐れや臆病が消えた。 そして信仰の上で、「兄弟」という人たちが忍耐強く堅固に死に向かう様子を目撃すると、神様や天使たちがその苦しみを耐えるために助けてあげたのを知っていたので、恐れがなくなり、勇ましくなってきた。 あまりにも忍耐強く、堅固に信仰を保っていたので、殺害者たちの方が震え上がった。 サタンと彼の天使たちは、最終的にもっと確実に人間を滅ぼす方法があるはずと思った。 クリスチャンたちを苦しい目に会わせても、彼らは不動の信仰をもって輝かしい希望に励まされた。 とても弱い者でさえ強くなれ、拷問台や火あぶりの炎にめげなかった様子をサタンと彼の天使たちは見た。 イエスが自分の殺害者の前で見せた高貴な振る舞いをそのクリスチャンたちが真似たので、彼らの不変の心やその上にとどまった神様の栄光を目撃し、真理を確信した人は多かった。 そこでサタンは、もっと穏やかな形で接 することを決意した。 聖書の教理をめちゃくちゃにしたので、何百万もの人を滅ぼすしきたりが根を深く下ろしていた。 サタンは自分の憎しみを抑え、支配下にある者たちがそんなに猛烈に迫害しなくても良いと決めた。 その代わり、教会が聖人たちに与えられた信仰のために戦うのをやめさせ、いろんなしきたりのために戦うように導いた。 サタンは恩人のふりをして、「世間からの名誉や好意を受ける事はためになるよ」というふうに教会に勧めた。 しかし、教会はそれを受けるにつれ、神様の好意を失い始めた。 この世の友や快楽を求める人たちが教会に加わるのを許さない純粋な真理を言明するのを避けるようになったので、教会は少しずつ力を失ってしまった。GCJ 76.1
現代の教会はもう、迫害の炎を味わった時代の特有な(世間から)離れた教会ではない。 その金のくすみ様は! 何と変わり果てたものだ! もし教会がずっと特有な聖なる質を保っていたら、弟子たちに与えられた聖霊の力が今でも彼女にあって働く、という事を私は見た。 病人はいやされ、悪魔たちは叱られて追い出される。 そんな教会は非常に強く、敵にとって恐ろしい教会となる。 自分は「クリスチャンだ」と非常に多くの人は言うが、神様は彼らを自分のものと認めていない事を私は見た。 神様は彼らを喜ばない。 人々が自分はクリスチャンであると思い込むなら、宗教を装っているサタンは大変喜ぶ。 彼らがイエスのこととイエスのはりつけや復活のことを信じても、サタンは大変喜ぶ。 サタンと彼の天使たちもこれらを全部信じ、震えた。 でもこういうような信仰は良い行動を生み出さず、「信仰がある」と言ってもイエスの自制のある人生を真似する程に至る信仰でないなら、サタンは気にしない。 なぜなら、彼らはただ「クリスチャン」という名前を受けただけで、心はまだ世俗的なままである。 だからサタンは彼らを「クリスチャン」と呼ばれていない人よりうまく利用できる。 彼らは「クリスチャン」という名前を使って、自分の心のゆがみを隠している。 清められていない性質やまだ克服していない悪い感情のままでやっていく。 そこで不信者はこれらの欠点をイエス・キリストの顔にぶつけたり、非難したりする。 その上、これで本当の純粋な信仰を持つ人に悪評をかぶせる機会が与えられる。GCJ 77.1
この世的な口ばかりの「信者」に合わせ、牧師たちは口先のうまい事しか教えない。 これはまさにサタンの思うつぼである。 その牧師たちには、イエスや聖書の鋭い真理をあえて教えるほどの勇気がない。 もし教えようとし ても、この世的な口ばかりの「信者」は聞いてくれない。 たとえ彼らがサタンや彼の天使たち同様で、教会にふさわしくなくても、その多くは金持ちだから教会に入れておかないといけない。 イエスの宗教は人気で、尊敬すべきものだと世の人に見せ掛ける。 人々は宗教を持てば、世間から尊敬されると教えられている。 こんな教えはイエスの教えとは全く掛け離れている。 イエスの教えと世とは平和でいられなかった。 イエスに従った人たちは世を捨てなければならなかった。 この口先のうまい教えはサタンと彼の天使たちによって作られた。 彼らがその計画を立て、そして口ばかりの「クリスチャン」たちはそれを実行してきた。 偽善者や罪人が教会に加わる。 面白い作り話は教えられ、快く受け入れられている。 しかし、もし真理が純粋のままで教えられたら、偽善者や罪人たちはその真理ですぐさま締め出される。 でも、「イエスに従っている」と自称している人たちは一般の世の人々とはなんら変わりがない。 もし教会員がかぶっている仮面を引きはがす事ができたとしたら、そこには腐敗と汚れ、邪悪が現れる。 神様を信じ、遠慮深い性格の人でさえそれを見れば、ためらわないで彼らのことを、「悪魔を父親とする子供たちだ」というふさわしい名前で彼らを呼ぶ事になるのを私は見た。 彼らは悪魔の働きをやっているからそう呼ばれる。 イエスや天国の大勢は皆この光景を見て、うんざりした。 にもかかわらず、神様は教会のために大事な聖なるメッセージを持っていた。 もしこのメッセージが受け入れられたら教会の中に徹底的な改革が起こり、偽善者や罪人を追い出すような生きる証しが復活される上、教会は再び神様の好意を受ける事になる。GCJ 77.2