第39章 — 地球の荒廃
- まえがき
- 第1章 — サタンの堕落
- 第2章 — 人間の堕落
- 第3章 — 救いの計画
- 第4章 — イエス・キリストの最初の降臨
- 第5章 — イエスの働き
- 第6章 — イエスの姿変わり
- 第7章 — キリストは裏切られる
- 第8章 — キリストの裁判
- 第9章 — キリストのはりつけ
- 第10章 — キリストの復活
- 第11章 — キリストの昇天
- 第12章 — キリストの弟子たち
- 第13章 — ステパノの死
- 第14章 — サウロの改宗
- 第15章 — ユダヤ人はパウロを殺す事に決めた
- 第16章 — パウロはエルサレムを訪れた
- 第17章 — 大背教
- 第18章 — 邪悪の奥義
- 第19章 — 死、永遠に惨めに生きるものではない
- 第20章 — 宗教改革
- 第21章 — 教会と世間の結合
- 第22章 — ウィリアム・ミラー
- 第23章 — 第一の天使のメッセージ
- 第24章 — 第二の天使のメッセージ
- 第25章 — 再臨運動の描写
- 第26章 — もう一つの描写
- 第27章 — 聖所
- 第28章 — 第三の天使のメッセージ
- 第29章 — 揺るぎない台
- 第30章 — 交霊術
- 第31章 — 貪欲
- 第32章 — ふるい分け
- 第33章 — バビロンの罪
- 第34章 — 大きな叫び
- 第35章 — 第三のメッセージの終わり
- 第36章 — ヤコブの苦難の時期
- 第37章 — 聖人たちの救出
- 第38章 — 聖人たちの報い
- 第39章 — 地球の荒廃
- 第40章 — 第二の復活
- 第41章 — 第二の死
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第39章 — 地球の荒廃
次に、私は地球を見た。 悪い人たちが死んで、そのしかばねは地面に横たわっていた。 「最後の七つの災害」で地球の住民は神様の怒りに苦しめられた。 苦痛のあまり、自分の舌をかじって、神様をのろっていた。 偽りの牧者たちは特に神様の怒りの的となった。 立ったまま、彼らの目玉がその穴の中で溶け、舌が口の中で溶けていた。 聖人たちが神様の声で救い出 されてから、悪大衆の怒りは互いに向けられていた。 地球は血の洪水のようになり、そして果てから果てまでしかばねがあった。GCJ 130.2
地球は荒廃を極める状態であった。 都市や村々はあの地震によって崩れ落ち、がれきの山となった。 山々はあった場所から移され、大きな洞穴を残した。 海はごつごつした岩を地面に吹き出して、そして土の中から岩が抜き取られ、地面の至る所に散らばっていた。 地球は荒れ果てた荒野のように見えた。 大きな木は根こそぎにされ、地面に散らばっていた。 ここはサタンと彼の悪天使たちが1,000年間住む場所である。 彼らはここで拘束され、凸凹の地面をあちこちさまよいながらサタンが神様の法律に反抗した結果を見る事になる。 サタンは、自分がもたらした呪いの結果を1,000年間も楽しめる。 彼は地球に拘束されるので他の惑星に行ったり来たりして、堕落していない者を困らせたり、誘惑したりする特権は与えられない。 この期間中サタンは本当に苦しむ。 彼が堕落してから自分の性質の悪いところは常に働かされてきた。 でもその時、自分の権力が発揮できないので、堕落してから果たしてきた役割を顧みる。 自分のやってきた悪い事と犯させた罪をみなのために苦しみや罰を受けなければならないという恐ろしい未来の事について、サタンはびくびくおびえながら考える。GCJ 131.1
次に天使たちと償われた聖人たちから一万個の楽器のように聞こえる勝ちどきが上がるのを私は聞こえた。 それは彼らが、もうデビルによって困る事も、誘惑に会う事もない上、地球以外の世界の住民もデビルの存在や誘惑から救い出されたからである。GCJ 131.2
次に私は王座を見た。 それらの王座にイエスと償われた聖人たちが座り、その聖人たちは神様の前で王様と祭司として支配した。 死んだ悪い者たちの行為が法令書、つまり神様の言葉と比べられ、そして彼らは肉体でやった事で裁かれた。 イエスは聖人たちと一緒に、悪い者たちがそれぞれの行為に応じて味わわなければならない苦しみの量を与え、それを「死の書」という本の、彼らの名前の欄に書いた。 サタンと彼の天使たちもイエスと聖人たちによって裁かれた。 サタンの受ける罰は彼がだました者たちの罰よりはるかに重い事になる。 彼らが受ける罰と比べものにならないほど重い。 自分がだました者が皆死んでも、サタンははるかに長く生き続け、苦しめら れる事になる。GCJ 131.3
悪い死者たちの裁きがその1,000年で終わってからイエスは都から出て行った。 そして天使たちは列を作って、聖人たちと一緒にイエスに付いて行った。イエスは巨大な山の上に下りた。 足が山に触れるなり、山は真っ二つに裂け、広大な平原になった。 次に私たちは視線を上の方に向け、十二の土台と十二の門、各側に門が三つずつあり、それに各門に天使がいる大いなる美しい都が見えた。 そこで、「都だ! その大いなる都は神様の元から出て来ている!」と叫んだ。 そしてキラキラ輝いた華麗な都はイエスに用意された大平原に下りて、着地した。GCJ 132.1