Loading...
Larger font
Smaller font
Copy
Print
Contents
各時代の大争闘 - Contents
  • Results
  • Related
  • Featured
No results found for: "".
  • Weighted Relevancy
  • Content Sequence
  • Relevancy
  • Earliest First
  • Latest First
    Larger font
    Smaller font
    Copy
    Print
    Contents

    ルターの持した態度

    ルターが最も厳格に守った原則の1つは、宗教改革支援のために世俗の権力に頼ったりせず、その擁護のために武力に訴えたりしない、ということであった。彼は、福音が、帝国の諸侯たちによって告白されたことを喜んだ。しかし、彼らが擁護連盟を結成することを提案した時に、彼は次のように言った。「福音の教義は、ただ神だけが擁護すべきものである。……人間の手出しが少なければ少ないほど、福音のための神の介入はいっそう著しくあらわれるであろう。」「すべての用心深い予防策は、彼の意見によれば、無用な恐怖とはなはだしい不信によるものであった。」24GC 1692.2

    強力な敵が、合同して改革派の信仰をくつがえそうとした時、そして、無数の剣が抜き放たれようとした時ルターは書いた。「サタンは怒りに燃えている。不信仰な司教たちは、策を練っている。そしてわれわれは、戦争に脅かされている。われわれは、信仰と祈りによって、主のみ座の前で勇敢に神に訴えるように人々に勧め、神の霊に征服された敵が平和を求めてくるようにしよう。われわれの最大の必要、最大の仕事は祈りである。人々に、今や彼らは剣の刃とサタンの怒りにさらされていることを知らせよう。そして彼らに祈らせよう。」25GC 1692.3

    後日ルターは、改革派の諸侯たちが連盟を企てたことについて再び言及して、この戦いにおける唯一の武器は、「御霊の剣」でなければならないと言明した。彼は、ザクセンの選挙侯に書いた。「われわれは、連盟の提案には、良心的理由によって賛成できません。われわれは、福音のために1滴の血を流すよりは、むしろ10回死ぬほうがよいのです。われわれの側は、ほふり場の小羊のようなものです。キリストの十字架を負わねばならないのです。選挙侯よ、恐れないでください。われわれは、敵が彼らの誇りによってなすすべての事以上のことを、祈りによってなすのです。ただ、あなたの手を兄弟の血で汚さないでいただきたい。もし、皇帝がわれわれを裁判官に引き渡すならば、われわれは出頭する覚悟です。あなたは、われわれの信仰を擁護することはできません。各自が、自分自身の責任において、信じなければならないのです。」26GC 1692.4

    Larger font
    Smaller font
    Copy
    Print
    Contents