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各時代の大争闘 - Contents
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    大地震と特別な復活

    神が、ご自分の民を救うためにその力をあらわされるのは、真夜中である。太陽がその力強い光を放って現れる。しるしと不思議とがあとからあとから現れる。悪人たちはこの光景を、恐れと驚きとをもってながめる。一方義人たちは、自分たちの救いの前兆を厳粛な喜びで迎える。自然界の万物は、それぞれの軌道からはずれたように見える。川の流れは止まる。黒い厚い雲が現れて、互いに衝突する。この怒ったような天の真ん中に、一か所言うに言われぬ栄光に満ちた澄んだ空間があって、そこから神のみ声が、多くの水の音のように聞こえてきて、「事はすでに成った」と告げるのである(黙示録16:17)。GC 1909.6

    その声が天と地とを震動させる。大地震が起こる。「それは人間が地上にあらわれて以来、かつてなかったようなもので、それほどに激しい地震であった」(同16:18)。大空は、開いたり、閉じたりするように見える。神のみ座からの栄光が、ひらめき渡るように見える。山々は、風にゆらぐ葦のように揺れ、ゴツゴツした岩があたり一面に飛び散る。嵐が近づいているようなうなり声がする。海は荒れ狂っている。強風のかん高い音が、破壊行為に従事している悪鬼らの声のように聞こえる。GC 1909.7

    全地は海の波のように隆起し揺れ動く。地の表面は砕け散る。地の基そのものが崩れつつあるように見える。山脈は沈下していく。人々の住んでいる島々が消えていく。罪悪に満ちてソドムのようになってしまった海港は、怒った水にのまれてしまう。神は大いなるバビロンを思い起こし、「これに神の激しい怒りのぶどう酒の杯を与えられ」る。「1タラントの重さほど」の大きな雹が、破壊の働きをしている(同16:19、21)。おごり高ぶっていた地上の諸都市が低くされる。世の偉大な人たちが、自分たちに栄光を帰するために巨額の富を費やして建てた堂々たる宮殿が、彼らの目の前で崩れ去る。牢獄の壁は砕けて落ち、信仰のためにつながれていた神の民が解放される。GC 1910.1

    墓が開かれる。「地のちりの中に眠っている者のうち、多くの者は目をさますでしょう。そのうち永遠の生命にいたる者もあり、また恥と、限りなき恥辱をうける者もあるでしょう」(ダニエル12:2)。第三天使の使命を信じて死んだ者はみな、栄化されて墓から現れ、神がご自分の律法を守った者たちと結ばれる平和の契約を聞くのである。「彼を刺しとおした者たち」(黙示録1:7)、キリストの死の苦しみをあざ笑った者たち、そして、キリストの真理とその民とに対して最も激しく反対した者たちは、栄光をまとわれたキリストをながめるために、また、忠実で従順な者たちに与えられる誉れを見るために、よみがえらせられる。GC 1910.2

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